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レザークラフトショップ&教室【青桜】オーナー
十二里 剛(じゅうにり つよし)
1968年生まれ、滋賀県出身
20歳から、レザークラフトを独学で学びはじめる。これまで製作した革製品は、2,000点を超える。当初は、家族や友人のために作っていたが、やがて評判が口コミで広がり紹介制のみの製作・販売を開始。
2006年11月、待望のフルオーダーレザークラフトショップ【青桜】を滋賀県守山市にオープン。
同時に同工房でレザークラフト教室を開講し、独立開業を果たす生徒も輩出している。
近年は、地域の学校での特別講師や公共施設でのボランティア講師などの依頼もこなす。
趣味:剣道
はじめまして、レザークラフトショップ【青桜】オーナーの十二里 剛です。
青桜のホームページへお越しいただきありがとうございます。
当工房のすべての革製品を私が作っております。
私は、届ける相手がいてこその「革職人」だと考えております。だからこそ、私は革製品とともにお客様に満足の笑顔をお届けしたいと思いながら日々、製作にあたっております。
とりわけ私が革製品の製作において非常に大切にしているのは、お客様との【信頼関係】です。
お客様の要望にお応えし、喜んでいただけるモノをお届けするためには、
お客様との入念なコミュニケーションから築かれる信頼関係は欠かせません。
フルオーダーの革製品は、決して安くありません。
だからこそ、私に依頼して本当によかったと思っていただきたいと思っています。
そこで私ははじめに、お客様に私の革製品の製作に対する姿勢や当工房のこだわりについてじっくりお話させていただいております。
そして、信頼していただいたうえでご依頼を頂戴しております。
こうしてあなたがこのホームページにお越しくださったのも、何かのご縁だと思います。
少しでも、当工房および私について知っていただけたら嬉しいです。
ですので、私が革職人を志したきっかけや革製品の製作に対する姿勢、当工房の理念について
包み隠さずホンネで、ぜひお伝えさせてください。
少し長くなりますが、おつきあいいただければ幸いです。
私が19歳のときです。
とあるショップで見かけたフルカービングのバッグに感銘を受け、レザークラフトに興味を持ちました。
「自分でもこんな革製品を作ってみたい」
そんな、誰しもが何かに興味を持ったとき抱くような些細な感情。それと同じで、私にとっても心の中にぽっと灯った小さなあかりでした。
しかしそれが、だんだんと強くて大きな情熱の炎となり、私を今につづく革職人の奥深い世界へと誘うことになるとは、あの時はまだ予想もできませんでした。
さて、「自分でもこんな革製品を作ってみたい」とレザークラフトに興味を抱いた当時の
十二里青年ですが(笑)とはいえ、いきなり革職人になると決めたわけではありませんでした。
当初は、趣味として独学でどうにかこうにか財布らしき物を作っていました。
英語で書かれた参考書を片手に見本のバッグ・ベルト・ウォレット・ホルスター等々、
作れば作るほどに奥深さを実感するばかりで、とても商品として通用するものではなく
本当に趣味の領域を出ることはありませんでした。
その間、創作意欲はまったく衰えることなく、気がつけば10年・15年・20年と月日はながれ、今では製作点数も2,000を超えるほどになっています。
作りはじめこそ基本の革製品のコピーであったのですが、少しずつオリジナルデザインのモノを製作するようになって行きました。
そして友人に頼まれて作るようになったり、妻にプレゼントしたり、今では私にとって
革製品そのものが私の自己表現のひとつの手段になったことを嬉しく思います。
そんな風に過ごしてきたある日、ブラっと入った馴染みの店で、展示されていた
革見本に釘付けになりました。
展示というよりは、ただおもむろに立てかけられていただけだったかもしれません。
厚さ1.0㎜、ハガキぐらいの大きさの革見本。
しかしそんな薄っぺらい小さな"世界"の中に、吸い込まれるようなカービングの
奥行きの深さと、繊細さが表現されていました。
少し専門的な話になりますが、レザーカービング(革に彫刻を施すこと)では、厚みのある革を使って強く打ちつければ、わりと簡単に奥行きを感じさせるデザインに仕上げることはできます。
けれど、厚さ1.0㎜という薄い革を強く打ちつけると穴が空いて破れてしまいます。
「奥行きは強さじゃないんだ。でもどうやってやるんだ!?こんな事ができるのか!?」
その時は、いろんな想いが一気に溢れてきてしばらくは混乱していました。
今振り返っても、あの時の衝撃と感動はうまく言葉では言い表わせません。
「こんな凄い物を作れる人がいるんだ」と感心し、
「今までの自分の作品がここまで人に感動を与えられる物であったか?」
を、考えざるを得ませんでした。
そして私は、衝撃にも似たような感動を得たと同時に「ホンモノの革職人になる」という
覚悟が決まりました。
それからの3年間は、今までの図案の検証からより効果的な刻印の使い方など、ただひたすら完成度の高い作品をめざしての毎日でした。
その結果、他店にも対抗できる商品が出来あがったと自負しておりますが、レザーショップをオープンさせた今でもさらなる高みがあると確信して日々、苦悩を続けて革槌を振り下ろす毎日を送っています。
レザーカービングに限らず、創作活動においては「これで十分」と思った時点でその人間は、
探究心を失い終わりを迎えることでしょう。
職人はただ無心に工具を使い、高みを目指す道の途中にいる人間であると考えております。
その姿勢にこそ美があり、他人を感動させられる作品が生まれる可能性があるのではないか?
答えは出ませんが、職人とはその道を極めた人間とは考えておりません。
私なりの考えで他の方がどう思われるかは別ですが、私にはまだ人を感動させられる作品が作れているのか疑問です。
だからこそ、その疑問を抱きつつこの先も精進を重ねていくつもりです。
滋賀県守山市十二里町202−1 OPEN:13:00~21:00 不定休(ご来店前に、お電話でご確認ください)
※週に一日、不定期にOPENが19:00~となっております TEL:077-585-5345 FAX:077-585-5345
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